1. ホーム
  2. 深める・広める
  3. 日本キリスト者の祈りと表現
  4. ことば

「気」という語を生かしたい

「気」という字の付く「活気」「快気」「勇気」「気高い」「気品」「気前がよい」「気力」「気配り」などの語を追ってゆくと人間の心や精神は、とても尊く充実した在り方になれるのだと思えて嬉しくなります。
そして、日本の風土において先人が、意識や鍛錬や自覚の強化によって、心の在り方を、高め充実させようと努めた尊い努力も伺える感じがします。
日本人にとって、「気」という語がどれほど生活に浸み込んでいるかは、驚くべきものがあります。
毎日、毎日、「気」が含まれる表現を何度も用います。
「気」そのものまたは「気」の付く語を用いない日は一日も無いのではないでしょうか?
「ああ、気持ちがいい」「気分は最高」「やる気」「元気」「気力が湧いた」「気を引きしめる」「気付いた」「そんなことをする気が知れない」「気味が悪い」「怖じ気づいた」「気がなえた」「意気消沈」「意気揚々」「意気地なし」「気に入った」などなど、生活の中であふれるほどに用いるのです。
それほど日本人の生き方を捉える大切な語です。
そしてこの語は、大変尊く充実した意味合いの方向において(それ以外にも広がりながら)豊かな広がりを見せます。

そして、その尊さは、聖霊の働きの実りとしか思えない場合があります。
ですから、私たちの信仰の営みにおいて、この語を生かしていきたいです。

「聖霊」の働きや「恵み」の内容を「気」の語を生かして表現できます。
「祈っていたら気力がよみがえって来た」同じく「祈っていたら勇気が湧いて来た」といような場合、聖霊のお働きがあることでしょう。
アガペーと「気」とを合わせる使い方も成り立つのではないでしょうか? 「アガペーの気が広がる感じです」「アガペーの気に包まれる思いです」「お恵みによってアガペーの気が強まりますように」などと表現できるのではないでしょうか?
「イエス様の気前の良さ」「イエス様の活気」「イエス様の気力」「イエス様の気品」などというように、イエス様のお心のありさまを表現するとイエス様のことが生き生きと表せます。
「天のおん父の気配り」「天のおん父の気前の良さ」などというような表現も生き生きしたものです。
「おん父のお気に入りのイエス様」「おん父のお気に入りの聖フランシスコ」などと表現すると、神様のことがとても身近かなものとなります。
それこそ人間が神様と「気が通う」ように感じます。 以上のように、上質な「気」のありさまを見逃さず捉えながら日本の人々のうちに働いてくださる聖霊のお働きに近づき、聖霊と協働することを求めて行きたいものです。

「聖霊」の働きや「恵み」の内容を「気」の語を生かして表現できます。
「祈っていたら気力がよみがえって来た」同じく「祈っていたら勇気が湧いて来た」といような場合、聖霊のお働きがあることでしょう。
アガペーと「気」とを合わせる使い方も成り立つのではないでしょうか? 「アガペーの気が広がる感じです」「アガペーの気に包まれる思いです」「お恵みによってアガペーの気が強まりますように」などと表現できるのではないでしょうか?
「イエス様の気前の良さ」「イエス様の活気」「イエス様の気力」「イエス様の気品」などというように、イエス様のお心のありさまを表現するとイエス様のことが生き生きと表せます。
「天のおん父の気配り」「天のおん父の気前の良さ」などというような表現も生き生きしたものです。
「おん父のお気に入りのイエス様」「おん父のお気に入りの聖フランシスコ」などと表現すると、神様のことがとても身近かなものとなります。
それこそ人間が神様と「気が通う」ように感じます。 以上のように、上質な「気」のありさまを見逃さず捉えながら日本の人々のうちに働いてくださる聖霊のお働きに近づき、聖霊と協働することを求めて行きたいものです。