短句を繰り返すことは、前の項目のように聖書を源泉とすることに限定する必要がありません。
別の出典から採択することもできます。
あるいは、自分が作ることもできます。
などと。
自分が作る場合の長所は、自分の霊的な状況にもっともふさわしい言葉で祈れることです。
すると、目を閉じて、心を神に向け、
などのように、まとめます。
そして、この短句を折りあるごとに何度も繰り返します。
冥想のさ中や、奉仕的な務めのさ中に自分を伸ばしたい方向が言葉で捉えられたとき(あるいは自分の切なる願いが言葉に現れたとき)、それを十分に活かしましょう。
この祈りの持ち味は、【自分の信仰の強化】【自分の成長】【自分が神様と親密になること】などを目指すときに、輝きます。
この祈りは、心の深みから出るところの先ず、自分の養いのための祈りです。
今自分の進歩したい方向に高まろう(強まろう)との願いをそのまま表現して祈るのは素晴らしいものです。
あるいはまた、神様からの赦しをせつに請う心でもさらには、神様への感謝や賛美のほとばしりからも心に密着した言葉で祈りましょう。
この祈りを“暮らしの中”で、“暮らしに結びつけつつ”繰り返せば力になります。
さらに、うまずたゆまず長い期間繰り返し続けるならば、自分の着実な進歩が現れます。
なお、この祈り方は、かつては射祷と呼ばれていました。
最近では、インドからの言葉の「マントラ」を用いる人々が多くなっています。