【用意するもの】
聖書深読法は大きく分けて聖書の言葉を素直に味わう部分(素読)と、聖書学の解説を聞いてそれをかみ砕く部分(解読)、さらに黙想の内に深め消化吸収する部分(照読)の三つの部分から成っています。
グループを数人から十人位までに分けてします。
各グループごとに司会者を決め、次のような手順で聖書を読み、分かち合いをします。
(この手順は、グループの構成や時間の都合などで可変です。(注2))
聖書深読法は二十数年前、カルメル修道会司祭奥村一郎神父によって生み出されました。
聖書のいろいろな読み方を総合して、今、自分に語られる主のみ言葉を深く味わい、それを互いに分かち合うことによってより豊かに福音を味わって行きます。
聖書深読法は、実践する際に、次のように構成されています。
【ミニ深読】(合同素読中心の方法)
これは手軽にできるもので、2時間ほどのプログラムです。
グループがあれば誰でもできます。
集まって深読箇所を輪読し、しばらく各人が、み言葉を味わい(個人素読)、そして素読表に書き入れた後、分かち合います。(合同素読)
【聖書深読黙想会】
これは、一日または一泊二日で、深読法の全行程を行うものです。
聖書深読黙想会は、大きく分けて三つの部分(冒頭に示した三つの部分)から成っており、これを順に体験して進みます。
一泊二日の場合は絵を描いたり(色読)して、自分の感じていることを表すこともします。
男子跣足カルメル修道会(東京、京都)で聖書深読黙想会を開催しています。