想像力を使いつつ、過去の不幸な体験を材料として、賛美の祈りをしましょう。
私たちはどんなことが起こっても、神様を賛美できると幸せです。
けれども、物事が思い通り行かないとき、神様を賛美するのは難しいことです。
あるいは無理かもしれません。
でも、神様はすべてを御存じで、しかもすべてを支配しておられます。
この信仰があれば、困難なときでも神様を賛美できます。
神様は善と悪を支配しておられます。
したがって苦しみも支配しておられます。
神様から逃れられるものは何一つありません。
すべてを支配しておられるのです。
私の喜びも苦しみも支配しておられますから、神様を賛美するのです。
創世記1章31節に「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。それは極めて良かった」とあります。
ですから神様はすべてを支配してよしとされます。
聖週間に「幸いなる過ち」という聖歌を歌います。
父なる神様は、イエスのご受難を支配しておられます。
人間の罪はイエスのご受難の起因になりました。
すべてを支配しておられる神様をこの冥想で賛美しましょう。
まず、しばらく静かに坐して心を鎮めます。
その後、第一段階として10年から5年前までに起こった不幸な辛い出来事の一つを思い出します。
第二段階は最近の不幸な辛い出来事を思い出します。
では、冥想の祈りに入ります。
典礼聖歌130番「主をたたえよう」を歌ってこの冥想の祈りを結びましょう。