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サダナ東洋の瞑想とキリスト者の祈り

想像と祈り

【15】聖イグナチオに導かれて聖書の場面を観想する-2(ご降誕)

【準備の祈り】
 自分のあらゆる意向と行動と働きが、ひたすら主である神への奉仕と賛美だけに向けられるよう、主の助けを願う。

【第一の準備】
 内容をまとめること。ここでは、懐妊九ケ月の聖母が、ヨセフと一人のはしためと共に、ナザレを出発し、(聖母が牝ろばに乗っておられるのを信心深く黙想してもよいが)、ローマ皇帝がその地方すべてに課した貢物を納めるために、牡牛を連れてベトレヘムに赴かれた。

【第二の準備】
 見えるように場所を設定すること。ここでは、ナザレからベトレヘムへの道を想像の目で見、道の長さと広さ、また平坦であるか、谷や丘を越えて行くかを観察する。同様にして、誕生の場所(または洞窟)に目を向け、それがどのくらい大きいか小さいか、どんなに低いか、どのように整っているかを観察する。

【第三の準備】
 望んでいるものを願うこと。ここでは、いっそう主を愛し主に従えるよう、私のために、人となられた主を深く知ることを願う。

【要点第一】
 観想における人物を見ること。すなわち、聖母マリア、ヨセフ、はしため、また、誕生直後のみどりごイエスを見る。さながらそこに居るかのように、出来るかぎりの畏敬と敬意を尽くし、自分を貧しい者、とるに足りない小さき下僕とみなし、この方々を見、観想し、入用な物の世話をする。次いで何らかの益を収めるため、自分に目を向ける。

【要点第二】
 彼らが話していることに気をつけ、注意し、観想すること。そして、自分に目を向け、何らかの益を収める。

【要点第三】
 彼らが行っていること(歩いたり働いたりしていること等)を見、考察すること。こうして、主がこの上なく貧しい状態の中で生まれ、飢え渇き、暑さや寒さ、辱めやさげすみの数々の労苦をしのばれたあげく、十字架上で死ぬこととなる。そして、このすべては、私のためである。次いで自分に目を向け、何らかの霊的利益を収める。

【対話】
 前回の観想と同様に対話と主の祈りで終わる。
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※なお、ご降誕の場面を観想する日の5回目の観想として、聖イグナチオは、ご託身の場合の5回目同様、五官を当てることを設定しています。(この「五官を当てる」観想は、この度は、【15】に掲げた仕方を代表型とすることとし、本ホームページに再度掲げることは割愛します。)

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