私たちは西日本霊性センターと連携しています。

サダナ東洋の瞑想とキリスト者の祈り

私のサダナ記念日

【20】本当の自分

 私には「本当の自分」に対する憧れや、より良い自分を求めたり、自己を広げたりしたいという欲求がある。
 これまで「本当の自分」というと、それは今ある自分、認識しているのとは別の自分を理想とし、今の自分は否定していたように思う。そして交友関係や趣味、旅行、勉強、仕事など、自分の外との関わりを通じて自分を広げようとして、かえって混乱したり悩んだりすることも多かった。
 そのような中でサダナと出会った。サダナでは、普段の生活から離れて、時間や行動、空間、物、そして感覚や感情も制限された中、自分の体、心、霊を意識して「本当の自分」を探そうともする。何かを新たに付け加えていくのではなく、どんどん周りの物を削ぎ落とし、これまでの自分や現在の自分、隠れている自分の中から私自身が認識していない様々な一面を見つけることができた。忘れているたくさんの良い思い出や自分についての新たな発見をした。黙想を通して、これまで経験した辛かったり悲しかったりする出来事もイエズス様に癒していただくこともできた。このようにして、自分の良さや悪さを認め、折り合いをつけ、生きていく中で生じてきた傷となっているものを癒し、その上で、自分の広がりや成長を求めているように感じる。エクササイズを終えた後、周りの人たちと感想を分かち合う。このおかげで自分の特徴に気づいたり、他の人たちの豊かな感性や優しさ経験に教えられたり、することが非常に多い。助言をいただきより良い自分に変えられていく。自分を見つめることが多い作業であると思うのだが、何回か参加することによって少しずつ外へ外へと目が向けられていっている気もする。
 このようなサダナ黙想を続けると、理想の自分とかけ離れた自分に嫌悪感を抱くことなく、「本当の自分」の理想はあったとしても、それは今の自分の延長線上にあるもの、歩んでいきつつあるものになるのではないだろうか。今の自分が「本当の自分」になる。そういう希望や目標が私には生まれている。今の自分を否定した上での「本当の自分」ではないのだ。そして「本当の自分」は、神様の視点や望みも意識することができたら素晴らしいと思っている。
(東京 30代 女性)

 

 

[戻る]