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サダナ東洋の瞑想とキリスト者の祈り

体(呼吸)と祈り

 【8】体の各部の感覚を感じ取るー2

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 ヴィパッサナ冥想を、いま一息深めましょう。
 体の部分について、できるだけ細かく感じ取ることを目指して行きます。
 頭の天辺については、前の方…中間…後ろの方というように感じ分けましょう。額についても、右半分と左半分。鼻については鼻の先端と鼻全体。腕については、上腕部の上半分と、ひじ側の半分を感じ分けましょう。手のひらを感じたら、手の甲も、指の1本1本も、別個に感じ取りましょう。
 細部を感じ分けられることは、集中の力が増したことと、感覚が鋭敏になったことの証拠です。
 そして、各感覚に名前を付けてみましょう。それを、次のような心構えで行ってください。つまり、意識の90パーセントは、引き続き感覚の感じ取りに打ち込みます。そうしながら、残りの10パーセントの意識を名前付けに向けます。その程度の意識の向け方で、一つ一つの感覚に、簡潔に「ひんやり」「むずむず」「あったか」「痛み」「うずき」などと命名するのです。
 通常人間は、刺激を受けると、意識がそれに反応し過ぎます。“反応し過ぎる”という程度どころか、それを超えて、しばしば“とりこ”になってしまいます。このように「刺激に反応し過ぎたり」「とりこになったり」しては、自分のバランスを失います。感じの良い調和的な自分がくずれ、“乱れた自分””偏った自分””不調な自分””奇妙な自分”などという状態に堕ちてしまいます。
 このヴィパッサナを積み重ねることによって、刺激への同一化から来る「反応し過ぎ」や「とりこになる」傾向から抜け出ることができます。自分自身において、良いまとまりを乱されることなく、日々の務めを果たしやすくなります。また、自分の言動が、目指す目標にたがわず直結できる度合いを増します。このことは、とりもなおさず、ミスの減少とか能率の良さとかの獲得を意味します。
 さらに、ヴィパッサナの積み重ねは、暮らしの中で、「いのち」に関する新鮮な驚きや感動が、得やすくなります。宇宙的・自然的なすべての命とつながり合って生きていることを、喜びながら、生活の質も高めていただける「行(ぎょう)」が、このヴィパッサナなのです。


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