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サダナ東洋の瞑想とキリスト者の祈り

体(呼吸)と祈り

【22】歩く冥想(歩行冥想)(2)

  良い歩き方の第一段階が達成されたでしょうか?
 第一の段階のマスターをめざしつつ、次の段階に進み入ってみましょう。
 歩行冥想で、体の律動をともなう身体感覚を的確に十分に感じるために、前の段階に加えて、足首から先の感覚を感じることを目指しましょう。
 足の裏の感覚に注目します。
 右または左のどちらか一方の足を選びます。
 歩行速度をきわめて遅くして、この足で、歩行にともなって現われる主な4つの感覚を感じ取ります。

 第一は、足裏が床(地面)に着く感覚。第二は、その足に全体重がかかるようになって、床(地面)に圧力を及ぼす感覚。第三は、その足で前進力を得ようとして床(地面)を蹴る感覚。第四は、その足が床(地面)を離れて、まったく軽くなる感覚です。
上の四つの感覚をどれも見過ごさないで感じ取れるように練習せねばなりません。ゆっくりと、順番に「着(ちゃく)」「圧(あつ)」「蹴(しゅう)」「離(り)」と小さく呼びながら、繰り返しましょう。ゆっくりと、何度も何度も、繰り返します。この際に、「着(ちゃく)」「圧(あつ)」「蹴(しゅう)」「離(り)」と感覚に名付けする意識は、意識全体の10パーセントだけを当て、残りの90パーセントは相変わらず足裏の感覚の感じ取りに向かうようにします。ゆっくりと、皆感じ取れるようになり、それがリズムを持つようになれば、大きな前進です。
おへそ辺りに感覚の中心が下がって、足裏の感覚もしっかり感じて、動きのリズムが得られるようにします。
半眼の目は、自分の周囲の光景を、ただの壁紙模様程度と見ます。こうして、頭の中は無念無想になることを目指します。
さらに次のことも加えましょう。体の感覚として、なるべく多くを感じるようにします。 顔の感覚・肩の柔らかな感覚・両手の温かみを帯びた感覚・背中に服がかすめて触れる感覚・太ももやふくらはぎにズボンやスカートが触れる感覚なども同時に感じましょう。
こうして、自分の今現在の場にあって、安らかに動揺なく、まったく穏やかに落ち着いて存在できるようになります。
さらには、「着(ちゃく)」「圧(あつ)」「蹴(しゅう)」「離(り)」が丁寧に感じ取られれば、自分が大地と関わり合う様、地球と関わり合う様を、感じ取ることとなります。 地味なことですが、この大地(地球)の上に生を受けたものの、本来の生存感覚の一部分を感じ取っているのですから、尊いことです。

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