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サダナ東洋の瞑想とキリスト者の祈り

【17】書く祈り(4)(心の奥底とつながりつつ制約なしに)

(書く祈りの(2)(3)は、「体と祈り」コーナーに掲載されています。)

 ――今心がちょっともやもやしている・・・・机に向かって、文字に表しながら、自分の心を抱きかかえていよう。
 ――大きな感動があった、余韻を味わい続けていたい・・・・文字に表すことで味わいを続けていたい。
 ――今は一人になっていたい・・・・心を抱えながら、湧いてくる思いを文字に表してみよう
 そんなふうな、自然な心の傾きと合わせて書くことに入って行きます。
 丁寧に、静かに、そして自分の心を慈しんで、心を深くして行きます。すると、神様の方へも心が向かうようになります。
 ”感謝したい心”でも、”お願いの思い”でも、”確認し合いたい思い”でも、神様向きに表わして行きます。
「神様、毎日ありがとうございます。」
「神様、今私は、必要なものがあります。」
などと。
 神様と共に過ごしながら、友達のことや、家族のことが思い出されても、それを文字に表して行きます。
「今、Aさんとうまく行きません。助けてください。」
 心配ごとも神様に申し上げてみます。
「我が家の1人の健康が心配です。どうすればよいでしょう?」
 神様向きであったのが、いつの間にか自分だけの心になっている――それでも気にしません。続けているうちに、また神様向きになる。そういう動きでよいのです。
 制約なしに書いて行きますが、ただ一つだけ、心の方向づけを失いません。心の奥底の方とつながっていようとする方向づけです。静かに、注意深く、深まろうとし続けます。
 神様との語らいが文字に現れるのはとても良いことです。それとともに、書いて行く流れから退き一時手を休めて、心の中だけにもどり、心の中で神様と語る時がはさまれるのも素晴らしいことです。そのように心の中での祈りに時間をあてることもします。
 このように制約無しに、自由に書くことで祈りを生んで行きます。
 書く姿勢も自由。
 書くための道具も、ノートもよし、便箋風の紙もよし、パソコンもよしです。
 書いて行く長さ(時間)も自由です。
 ただ、書き終わった時点で、日付だけは添えて置きましょう。また、保存の仕方にも一工夫しておくのが良いでしょう。後に、ある時読み返すことがあれば、日付は、大いに役立ちます。

 そして、その書き時間において、祈りが熟するならば、それはいっそう良いこととなります。熟するのは、マントラのように短い数節、
「なるべく自己を離れ、他者に向かってゆこう」
「自分に誠実でいよう」
「神様、私がいつも安らいでいられるようにしてください」
などに形作られもします。あるいは、まとまった考えの形作られるのをめざしながら、
「私には厄介な局面で逃げる傾向がある。これが私の成長をいつも邪魔する。神様のお助けが必要だ。神様どうぞ、私が厄介な場面で逃げてしまわないようお助けください。」
などと、書いて行くのも素晴らしいです。
 こうして、書く作業とともに、祈りが献げられます。


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