この本の中で、ティク・ナット・ハンは、「イエスの理解と慈愛の精神を生きているキリスト教徒の友情のおかげで、私は後に、キリスト教の深さに触れることができた」と、述べている。
異宗教間のそれぞれの伝統を大切にしながら対話することによって、私たちはお互いを理解しあうだけでなく、自分の伝統をより豊かにすることが出来ると語る。
随所に見られる聖書のみ言葉のとりつぎは、とても仏教の人が語っているとは思えないほど、キリスト教の核心をついており、驚きと感動を与える。
日々の暮らしのなかで神に触れるために祈りや瞑想の実践が必要であることを本書は教えてくれる。