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自分の歴史の中にイエスが来られる(1)

自分の歴史のどの一コマも、イエス様の御手の中にありました。
どのような一コマにおいてもイエス様は、私と密着してそこに居てくださいました。
このことを、想像の力を活かして体験することに努めましょう。
自分の歴史の一コマとして、第1回は、幼少期の悲しく辛かった体験を取り上げましょう。

  • まず、しばらく心を鎮める沈潜の時間を持ちましょう。 (5分)

  • これから子供のときに起きた苦しかったこと悲しかったことを思い出して、それらから一つを選んで下さい。
    まず、その体験があった場所を思い出して下さい。
    家の中ですかそれとも屋外ですか、家の中であれば部屋の大きさを思い出して下さい。
    窓はどこにありますか、入り□はどこですか、あなたはどこに座っていますか?
    他に人がいますか、屋外であれば景色を見て下さい。
    音を間いて下さい。
    人の声ですか、自然の音ですか?
    部屋の中であれば畳に触れてみて下さい。
    ざらざらしていますか?よく見て、聞いて、触れてみて下さい。
    そしてそのときの出来事を再体験して下さい。 あなたはどのような感情になりましたか?、苦しみですか?悲しみですか?
    出来るだけそのときの感情を再体験して繰り返し味わって下さい。
    (10分)

  • その場所にイエス様が入ってこられます。
    イエス様は何をなさいますか?イエス様のなさることをよく見て下さい。
    そしてしばらくイエス様と共にいて、イエス様に話しかけて下さい。
    (5分)

  • この部屋に戻って下さい。
    窓はどこにありますか?入り□はどこですか?誰といますか?この部屋に戻ってどんな感情を感じますか?この部屋に戻りにくいですか?意識して下さい。 (2分)

  • もう一度先程の過去の不幸な出来事の体験を思い出して下さい。
    場所を見て音を聞いて、触れて見て下さい。
    屋外であればよく景色を見て下さい。そしてそのときの感情を再体験して下さい。 (2分)

  • この部屋に戻りなさい。
    窓はどこにありますか?あなたはどこに座っていますか?隣に誰がいますか?この部屋に戻ってどんな感情になりますか?出来るだけ意識して下さい。
    (2分)

  • もう一度先程の過去の不幸な出来事、その苦しい辛い悲しい体験を思い出して下さい。
    場所を見て音を聞いて触れてみて下さい。
    屋外であればよく景色を見て下さい。
    そしてそのときの感情を再体験して下さい。 (2分)

未だ目を閉じたまま、この部屋に戻りなさい。
窓はどこにありますか?あなたはどこに座っていますか?隣にだれがいますか?戻ってきてどんな感情を抱きましたか?出来るだけ意識して下さい。
(この祈りを、典礼聖歌53番「神のはからいは」を歌って結ぶと、美しい結びとなります。)